多摩区内の高齢者のお宅に伺い、庭木の剪定(せんてい)や草取りを行っている「多摩サポーターズ」。 メンバーは自前の剪定ばさみや鍬(くわ)を抱えて自転車や徒歩で現場に行き、黙々と作業をする。 代表の駒形行信さんは2007年、多摩区社会福祉協議会が開催したボランティア講座に参加。長年、地元で民生委員を務めてきた経験もあり、受講後、有志とともに「需要があり、今後も増加傾向にある活動がしたい」と、この会をスタートさせた。 監事の角田(かくた)さん曰く「無理はしない、嫌なことはしない、危険なことはしない、が続ける秘訣(ひけつ)」と笑う。「活動するのは自分のため、健康のため、地域と関わるため。他人のためなんて気負っていたら続けられません」と他のメンバーも口をそろえる。作業後、見違えるようにさっぱりした庭と、依頼者の笑顔で疲れも吹き飛ぶという。 現在、メンバーは15人。 多摩区ボランティアセンターが窓口となって依頼された作業を月1回の定例会で検討し参加者を募るが、予定が合わず全てに応えられないのが現状だ。 区内の高齢者も年々増え、部屋の模様替えなどちょっとしたサポートも求められるようになってきた。人手はいくらでも欲しい。時間と手を貸してくれる方募集中。 tamaku@csw-kawasaki.or.jp |
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2013年5月15日 神奈川新聞掲載
(取材・文 市民記者 佐々木直子)
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